日本の新幹線「E10系」、インド高速鉄道に採用決定

Maki
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日本の新幹線「E10系」、インド高速鉄道に採用決定

インド高速鉄道の未来が大きく変わる

インドの高速鉄道プロジェクトにおいて、JR東日本の次期新幹線「E10系」の採用が決定した。この決定は、インドの鉄道インフラにおける重要な転機を意味し、日印両国にとって強い連携の証となる。2030年代初頭には、インドの鉄道網で新幹線が走り始める予定だ。

日印首脳会談で最終決定

この決定は、モディ首相の来日と日印首脳会談に合わせて最終的に決まる見通しだ。会談は8月に予定されており、このタイミングで正式に発表されることが期待されている。インド側は、日本製車両の導入を検討していたが、当初計画していた自主製造車両の納期遅延により、日本製新幹線の採用に転換した。

「E10系」がインドで運行開始予定

E10系は、2027年のインド国内での営業運転開始を目指している。インドの鉄道には、日本式の信号システムを導入することが予定されており、E10系が到着するまでには、現地製の「バンデ・バーラト」を使用して、速度向上改造が施された準高速列車が運行される。

高速鉄道の大規模な投資

インド政府は、E10系車両の導入に向けて、新たな円借款枠組みを設ける計画だ。この資金は、車両設備だけでなく、駅周辺の開発にも活用される見込みである。事業費が膨らんでいることから、金利については今後決定される予定だ。

日本とインドの協力強化

日本とインドは、鉄道分野における協力を強化しており、「E10系」の採用はその象徴となるだろう。このプロジェクトは両国の技術力と資金援助を結集し、インフラ整備を進める重要なステップとなる。

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