月1回以上利用する規模の拡大
LINEヤフーは2026年1月29日、対話アプリLINEの国内利用者が1億件を超えたと発表した。2025年12月時点で、月に1度以上アプリを起動したアカウントを集計した結果である。
長期間にわたる継続利用が前提となる指標であり、単なる登録数を超えた実利用の広がりを示している。
テキスト通信から始まった成長過程
LINEは2011年6月にテキスト通信サービスとして提供を開始した。当初はシンプルなやり取りを重視していたが、無料通話やスタンプ機能の追加によって利用の幅が広がった。
こうした段階的な機能拡充が、国内での利用者増加を後押しし、単一アプリとして大規模なユーザー基盤を形成する要因となった。
画面刷新と操作性向上の取り組み
LINEヤフーは、2025年度から操作画面の刷新を進めている。タブ構成の見直しなどにより、多様な機能を整理し、利用者が目的に応じて操作しやすい環境を整えている。
多機能化が進む中でも、日常利用に支障が出ないよう設計を見直す姿勢が示されている。
法人利用とEC機能の拡充
LINEは個人向けサービスに加え、法人向けの販促機能や電子商取引分野にも注力している。公式アカウントを通じた情報配信や顧客対応が普及し、企業活動の一部として定着しつつある。
朝井大介執行役員は、ビジネス用途にはまだ成長の余地があると述べており、今後も機能強化を進める考えを示している。
歴史を振り返る節目の年
利用者1億人突破に合わせ、LINEの歩みを紹介する特設サイトも公開された。開発当初の名称が「みどりトーク」だったことなど、初期のエピソードが紹介されている。
15年にわたる進化の積み重ねが、現在の利用規模につながっており、LINEは国内で欠かせない通信基盤としての地位を確立した。