訪日中国人客数の大幅減少
2025年12月、日本への中国人観光客数が前年同月比45.3%減少し、33万400人にとどまった。これは、高市早苗首相の発言に起因する中国政府の渡航自粛勧告が影響を与えた結果と考えられている。この減少は、新型コロナウイルスの影響があった2022年1月以来、実に3年11カ月ぶりである。
他国・地域からの増加で補填
中国からの減少を補う形で、訪日外国人全体では361万7700人が訪れ、前年同月比で過去最多を記録した。特に米国、カナダ、東南アジアからの観光客が増加したことが寄与した。クリスマスや年末年始の休暇に合わせて、多くの旅行者が日本に訪れたと見られる。
東南アジアからの旅行者数が急増
地域別では、韓国やマレーシアからの来日者数も増加した。特にマレーシアは40.4%増加し、過去最多を更新。韓国からの来日者も12.3%増加し、過去最多となった。これらの増加は、日本観光業にとって有望なサインとなる。
宿泊費の割合が大幅に増加
訪日中国人客の消費額は、2025年の9兆4559億円に達し、過去最大となった。特に、宿泊費や飲食費が高い割合を占めており、それぞれ36.6%と21.9%を占める。これは前年から上昇した数字であり、訪日観光業にとっては重要な指標となっている。
観光業の回復が地域雇用に貢献
中国からの観光客の減少は一部の業界に影響を及ぼしているものの、他の国・地域からの観光客が増加したため、全体的な影響は限定的である。観光業の回復には、中国以外の地域からの観光客が重要な役割を果たしている。