米イスラエル攻撃が市場直撃
米国とイスラエルによるイランへの軍事行動を受け、金融市場で緊張が高まった。リスク回避の動きが強まり、金への資金流入が加速した。国際市場では価格が急伸し、短時間で大幅な上昇を記録した。
海外相場は4週間ぶり高値
金現物は3月2日、前日比1%超上昇し、一時2%高まで上げた。日本時間午後の取引で1オンス=5349.44ドルを付け、約4週間ぶりの高値となった。米国金先物も2.21%上昇し、5362.60ドルまで値を伸ばした。
不透明感の高まりと価格動向
市場分析では、今回の衝突が長期化すれば価格変動が拡大する可能性が指摘されている。カイル・ロッダ氏は、状況が数日にわたり不安定な環境を生む恐れがあると述べた。ロス・ノーマン氏は、新たな高値更新が視野に入るとの見方を示した。
国内店頭価格3万円台維持
国内では田中貴金属工業が店頭価格を1グラム3万305円に引き上げた。前週末比で1571円の上昇となり、約1カ月ぶりに最高値を塗り替えた。同社は同日午前に2万9865円としていたが、市場動向を反映し改定した。
為替変動が価格上昇後押し
為替市場では有事を背景にドルが買われ、円安が進んだ。ドル建ての国際価格を円換算する国内価格は、この為替動向も加わり上昇圧力が強まった。1月末に初めて3万円を突破した後は調整局面にあったが、今回の事態で再び上値を試す展開となった。