応酬が続き衝突が激化
3月2日、イスラエルはイランへの新たな攻撃を実施し、同時にレバノン国内のヒズボラ拠点にも空爆を加えた。イラン側はこれを受けてイスラエル各地に向けミサイルを発射したと発表した。テヘランでは早朝から爆発音が響き、西部サナンダジでは少なくとも3人の死亡が確認された。
イスラエル側は、作戦の規模が昨年の軍事衝突を上回ると説明している。軍関係者は攻撃範囲が広がっていることを認め、戦闘が短期間で終結しない可能性を示唆した。
ヒズボラ、軍事行動を開始
ヒズボラは、ハメネイ師殺害への報復として参戦したと明らかにした。レバノンから発射されたミサイルや無人機により、イスラエル北部で警報が発令された。イスラエル軍は直ちに反撃を行い、レバノン南部やベイルート周辺を攻撃した。
レバノン国営通信は、これらの攻撃で31人が死亡したと報じた。レバノンのサラーム首相は、ヒズボラの行動が国家の安全を損なうとの懸念を表明した。停戦状態にあった両者の対立は、今回の事態で再び激化した。
イスラエル、攻勢強化を示唆
イスラエルのカッツ国防相は、ヒズボラ指導者カセム師も標的に含まれると発言した。ザミール参謀総長は、戦闘に加わったヒズボラ側に事態拡大の責任があると非難した。軍は予備役兵の追加動員を準備しているとされる。
テルアビブやエルサレムでは防空警報が鳴り、市民に警戒が呼びかけられた。イラン革命防衛隊は、イスラエルの政府関連施設や軍事拠点を狙った攻撃を行ったと発表している。
中東各地で警戒強化
ドバイやドーハでは爆発音が確認され、クウェートは無人機を迎撃したと公表した。英国はキプロスの基地が攻撃を受けたが、死傷者はなかったと説明した。中東全域で軍事的緊張が高まり、各国は防衛態勢を強化している。
地域情勢はイスラエルとイランの直接対峙に加え、周辺勢力の関与によって複雑化している。
交渉見通せぬ中で緊張継続
イランのラリジャニ最高安全保障委員会事務局長は、米国との協議を拒否する姿勢を示した。一方、米側は将来的な対話の可能性に言及しているが、現時点では軍事作戦が続行されている。
ペゼシュキアン大統領は、臨時評議会が最高指導者の職務を暫定的に担うと発表した。外交的解決が見えない中、軍事的緊張は当面続く状況にある。