韓国大統領、就任後初の訪日で日韓関係重視を鮮明に

浅川 涼花
经过
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初の公式訪日とその背景

韓国のイ・ジェミョン大統領が8月23日から2日間、日本を公式訪問し、石破茂首相と会談する。就任後初の訪日となり、両首脳による対面会談は6月のG7サミット以来となる。革新系政権の首脳訪日は、日韓関係改善への強い意欲を示す動きと見られている。

歴代初、訪米より先の訪日

韓国歴代大統領として、訪米前に日本を公式訪問するのは初めて。訪日後の25日には米国でトランプ大統領と会談する予定であり、外交日程からも日韓関係を優先する姿勢がうかがえる。

首脳間の信頼強化と協議継続を確認

石破首相は「なるべく早い時期に会いたい」と以前から述べており、今回の会談はその意向を具体化する形となった。両首脳はシャトル外交の継続を確認し、定期的な対話を通じた信頼醸成を図る方針だ。

協力強化の焦点分野

協議の中心には、国交正常化60周年を踏まえた経済・人的交流の拡大、そして北朝鮮の動向を受けた安全保障協力が据えられる。特に日米韓3か国の枠組みでの連携強化が重要課題となる。

大統領府、信頼強化と関係発展への意欲表明

韓国大統領府は、両首脳の個人的な絆や信頼関係が深まることを期待すると発表。地域の平和と安定、地球規模課題に関する率直な意見交換が行われる見通しであり、今回の訪日は日韓関係に新たな一歩を刻む可能性がある。

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