モスクワ車両爆発で露軍中将死亡、要人標的化が鮮明に

浅川 涼花
经过
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首都で起きた軍高官死亡事件

2025年12月22日朝、モスクワ南部で走行中の自動車が爆発し、ロシア軍中将が死亡した。現場は住宅地に近い区域で、車両の底部に仕掛けられた爆発物が作動したとされる。ロシア連邦捜査委員会は事件直後から捜査を開始し、計画的な犯行との見方を示した。

爆発物の設置手口と発生状況

捜査当局によると、爆発物は車両の下部に取り付けられていた。車が発進した直後に爆発が起き、被害は車両に集中していたという。爆発は周囲の建物に大きな損傷を与える規模ではなく、標的を限定した作戦だったことがうかがえる。

死亡した将官の経歴と役割

死亡したのは、ロシア軍参謀本部で訓練部門を統括していたファニル・サルワロフ中将で、56歳だった。シリアでの軍事作戦に関与した経歴を持ち、2016年以降は訓練体制の責任者を務めていた。現役の中将が首都で殺害される事態は、ロシア軍にとって重大な衝撃となっている。

当局が示す捜査の方向性

ロシア連邦捜査委員会は、殺人などの容疑で捜査を進めるとともに、ウクライナ治安機関による組織的関与の可能性も排除しない姿勢を示している。捜査当局は、事件の背景や実行犯の特定を急いでいる。

相次ぐ軍幹部襲撃が示す現実

ロシアではウクライナ侵攻開始後、軍幹部を狙った爆発事件が続いている。昨年12月には別の中将が自宅近くで死亡し、2025年4月にも参謀本部幹部が車両爆発で命を落とした。今回の事件は、軍高官が恒常的な標的となっている現状を改めて浮き彫りにした。

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