城里町の農場から県へ通報
12月24日午前、城里町の採卵鶏農家から「鶏がまとまって死亡している」と県の家畜保健衛生所に通報があった。県職員が現地調査を行い、異常が確認されたため、直ちに簡易検査を実施した。検査対象となった鶏はいずれも陽性反応を示したという。
衛生管理下でも感染疑い発生
県によると、この農場では野鳥との接触を防ぐため、すべての鶏舎に窓がなく、従業員は移動時に衣服の交換や消毒を徹底していた。国の飼養衛生管理基準も順守していたとされる。厳重な管理体制の中で感染疑いが出たことから、感染経路は現時点で特定されていない。
確定診断は25日に判明予定
簡易検査の結果を受け、県は遺伝子検査による確定診断を進めている。結果は25日に公表される見通しだ。陽性が確定した場合、速やかに防疫措置を発動し、関係機関と連携して対応にあたるとしている。
殺処分実施を想定し防疫区域設定へ
感染が確認されれば、当該農場で飼育されている約97万羽が殺処分される。さらに、半径3キロ以内を移動制限区域、3〜10キロ以内を搬出制限区域に指定する準備が進められている。区域内では家禽や卵の流通が制限され、防疫対策が強化される。
全国的な発生状況と県の警戒姿勢
県内では2021年以降、毎年高病原性鳥インフルエンザが確認されており、昨年は約108万羽が処分された。今回陽性となれば、全国で10例目となり、処分数は最多となる見込みだ。県は引き続き警戒を維持し、再発防止に努めるとしている。