新成人数の最新動向を整理
総務省が公表した人口推計によると、2026年1月1日時点で18歳となる新成人は109万人となった。前年と同水準で、統計が残る1968年以降では2番目に少ない人数である。過去最少は2024年の106万人であり、近年は100万人前後で推移している。新成人人口の減少は、少子化の継続を数量面から示す結果となった。
総人口に占める割合と男女別内訳
新成人が総人口に占める割合は0.89%となり、前年から0.01ポイント上昇した。ただし、割合の小幅な変動にかかわらず、絶対数は低水準にとどまっている。男女別では、男性が56万人、女性が53万人で、構成比に大きな変化は見られなかった。人口全体に占める若年層の比率が縮小している状況が改めて示された。
過去のピークから続く減少傾向
新成人人口は1970年に246万人と最多を記録している。これは第1次ベビーブーム世代が成人期を迎えた時期にあたる。その後、1990年代前半には第2次ベビーブーム世代の影響で200万人台まで回復したが、以降は一貫して減少が続いてきた。現在の水準は、ピーク時と比べて半分以下となっている。
出生数の推移と世代構成
今回の新成人が生まれた2007年は、前年の出生数増加傾向を引き継ぎつつも微減となった年である。その後、2010年代以降は出生数の減少が加速し、2024年には70万人を下回った。こうした出生動向が、18年後の新成人人口に反映されている。世代ごとの人口規模の差は、今後も続く見通しとなっている。
成人年齢変更後の新成人像
成人年齢は2022年4月に20歳から18歳へ引き下げられた。これにより、新成人の定義は制度上変更されたが、人口規模の縮小傾向自体に変化は見られていない。18歳人口の推移は、今後の社会構造や年齢別人口分布を考える上で重要な指標となっている。