年末年始輸送の全体像が明らかに
JR旅客6社は、最大9連休となった2025年末から2026年始にかけての輸送実績をまとめた。新幹線と在来線特急を利用した人数は、全国主要区間で1,371万1,000人に達した。前年同時期と比べて5%増となり、年末年始輸送として高水準となった。長期休暇を活用した移動が各地で集中した形だ。
1日平均利用者数が過去最多を更新
今回の特徴として、1日当たりの平均利用者数が137万人に上った点が挙げられる。これは、統計が残る1991年度以降で最も多い水準となった。特定日に利用が偏るだけでなく、期間を通じて高い需要が維持されたことが、数字に反映された。
新幹線各路線で利用増が顕著
路線別では、東海道新幹線が441万5,000人と前年より7%増となった。山陽新幹線は199万6,000人で5%増、東北新幹線も197万9,000人と3%増を記録している。都市間移動を中心に、主要幹線で利用者の伸びが確認された。
混雑ピークは下りと上りで分散
年末年始期間中の混雑は、下りが12月27日、上りが1月4日に集中した。特に、JR東海が運行する東海道新幹線では、1日の利用者数が51万6,000人に達し、単日として過去最多を更新した。帰省や旅行の動きが明確に表れた結果といえる。
利用増を支えた要因と今後の視点
JR各社は、曜日配列による長期休暇の形成や、ボーナス支給を背景とした旅行需要の強さ、さらに増便対応が利用拡大につながったとしている。今回の結果は、鉄道が長距離移動の主要手段として引き続き高い役割を果たしていることを示している。