米国依存低減へ カナダが中国との対話を本格化

嶋田 拓磨
经过
読了目安: 4 分

公式訪問が示す政策転換の動き

マーク・カーニー首相の中国訪問は、対外経済政策の方向性を示す動きだ。1月13~17日の訪問は、首脳間の直接対話を通じた関係整理を目的とする。長期間途絶えていた往来の再開が注目される。

会談相手と協議項目が明確化

訪問中、首相は習近平国家主席、李強首相と会談する。議題は二国間の経済関係を軸に、将来の協力枠組みの確認に及ぶ。政府・財界双方との面会を通じ、実務面の課題整理が進められる。

通商環境の変化が背景に

最大市場である米国では高関税政策が続き、通商環境は不安定だ。カナダ政府はこうした状況を踏まえ、中国市場の重要性を再評価している。輸出の分散は、経済の耐性を高める施策とされる。

協力分野の拡大を視野

協議では貿易、エネルギー、農業、国際安全保障が俎上に載る。資源や食料分野での協力に加え、国際的な安全保障課題への認識共有も想定される。多角的な連携が検討される段階に入る。

政治対話の継続が焦点に

関係悪化の発端となった過去の問題を経て、2025年10月の会談で対話は再開された。今回の訪問は、その延長線上にある。定期的な政治対話を通じ、安定的な関係構築が課題となる。

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