ダボス会議、地政学議題に各国首脳集結

河本 尚真
经过
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世界最大規模の国際会合始動

スイス東部ダボスで、世界経済フォーラムの年次総会が開幕した。1月23日まで続く今回の会合には、各国政府の首脳や企業経営者ら約3000人が参加し、過去最大規模となっている。地政学的緊張が高まる中での開催となり、会場では国際情勢を巡る議論が本格化している。

欧州と米国の関係が焦点

会議の背景には、トランプ米大統領によるグリーンランドを巡る発言がある。領有に反対する欧州諸国への追加関税の示唆は、米欧関係に緊張をもたらした。ダボスでは、この問題が象徴的なテーマとして取り上げられ、各国代表の発言が相次いでいる。

欧州委員長の明確な主張

フォンデアライエン欧州委員長は演説で、主権と領土の不可侵性を強調した。欧州は北極圏の安全確保に責任を持つとし、同盟国と協調する姿勢を示した。発言は、領土問題に対する欧州の一貫した立場を国際社会に示すものとなった。

多様な議題と参加国の動き

会議には、マクロン仏大統領や中国の何立峰副首相も参加し、経済や安全保障を巡る見解を示した。また、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席し、ウクライナ和平が主要議題の一つとなっている。加えて、人工知能の安全な活用も重要テーマとして議論されている。

演説控える米大統領の存在感

トランプ氏は21日に演説を予定し、住宅価格の上昇対策などを説明するとされる。欧州首脳との会談調整も報じられており、会議後半に向けて米国の発言がどのような波紋を広げるのかが注目される。対話を掲げるダボスの場で、各国の立場が交錯している。

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