人事選考が最終段階に入った背景
ドナルド・トランプ大統領が、米金融政策の中枢を担うFRB次期議長人事について、最終判断に近づいている。スコット・ベセント米財務長官は、来週にも指名が行われる可能性があると説明した。選考プロセスは2025年9月に開始され、数か月にわたる検討が続けられてきた。
候補者が4人に絞られるまでの経緯
当初は11人が検討対象となっていたが、現在は4人に集約されている。候補には、ケビン・ハセット国家経済会議委員長、クリストファー・ウォラーFRB理事、ケビン・ウォーシュ元FRB理事、そしてリック・リーダーブラックロック幹部が含まれる。いずれも金融政策や市場運営に深く関与してきた人物である。
大統領と候補者の直接面談が完了
ベセント氏によれば、トランプ大統領は4人全員と個別に面談を実施した。面談では、金融政策運営や経済情勢への対応姿勢などが確認されたとされる。こうした直接対話は、大統領が最終判断を下すうえで重要な材料になっている。
ハセット氏を巡る発言が注目点に
次期議長の最有力と見られてきたハセット氏について、トランプ氏は1月16日に「今の職にとどまってほしい」と発言した。この発言は、NEC委員長としての役割を重視する姿勢を示すもので、人選に慎重さがうかがえる点として受け止められている。
金融政策の方向性を左右する決断
FRB議長の交代は、米国のみならず国際金融市場にも影響を及ぼす重要な人事である。来週にも示される可能性がある大統領の決断は、今後の金融政策運営を占う節目となる。