市場全体の値動きが示す方向性
週明け9日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均が前週末比20.20ドル高の50,135.87ドルで取引を終え、過去最高値を更新した。上昇幅は限定的だったものの、連日の最高値更新が続いた点が特徴となった。前週に1,200ドル超上昇した反動から、相場は終日不安定な動きを見せた。
半導体とソフトウエア株の上昇
指数を押し上げたのは半導体やソフトウエア関連銘柄だった。エヌビディア、マイクロソフト、セールスフォースなどが上昇し、ハイテク株への資金流入が確認された。暗号資産市場の下落が一服したことも、関連銘柄の買い戻しを後押しした。
構成銘柄外にも広がる物色
ダウ平均の採用銘柄ではないが、オラクルは9.6%高となった。米投資銀行DAダビッドソンが投資評価を引き上げたことが好感され、ハイテク関連株の強さを示す結果となった。
調整売りと地政学リスクの影
一方で、取引時間中には270ドル超下落する場面もあった。前週末の急騰後で高値警戒感が強まっていたことに加え、中国当局が国内銀行に対し米国債保有の抑制を勧告したとの報道が、投資家のリスク回避姿勢につながった。
ナスダック指数が映す市場の重心
ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は207.457ポイント高の23,238.670と続伸した。ブロードコムやパランティア・テクノロジーズが買われ、米株市場の重心が引き続き成長分野にあることを示した。