成長率10%超を強調、生成AI競争下の社内発信

浅川 涼花
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社内向けメッセージとして示された成長指標

米CNBCによると、オープンAIのサム・アルトマンCEOは社内に対し、チャットGPTの月間成長率が10%を超える水準にあると説明した。生成AIの開発競争が激しさを増す中で、利用拡大が続いている点を数値で示した形となる。社内の開発体制を支える情報共有の一環として位置付けられている。

コードレッド宣言後の重点施策

アルトマン氏は2025年12月、競合AIの台頭を背景に「コードレッド」と呼ばれる非常事態を社内で宣言していた。その後、周辺機能よりもチャットGPT本体の改良を優先する方針が取られてきた。今回示された成長率は、こうした重点施策の成果を裏付ける指標の一つといえる。

新モデル投入に向けた開発の進展

社内では、更新版チャットモデルの公開準備が進められていることも共有された。具体的な改善点は明らかにされていないが、既存利用者の定着と新規利用の拡大を意識した開発が続いている。短いサイクルでの改良が、利用動向に影響を与えている。

開発者向けツールの利用増加

オープンAIが提供するコーディング支援ツール「Codex」は、利用が急速に拡大している。前週と比べて約50%増加したとされ、開発現場での導入が進んでいる状況が示された。生成AIを活用した開発効率化への関心が高まっていることが背景にある。

競合各社との利用者獲得競争

生成AI市場では、複数の企業が利用者拡大を軸に競争を繰り広げている。オープンAIを支援するマイクロソフトのほか、アンソロピックやグーグルも積極的に展開を進めている。グーグルの生成AIモデルは、2025年末時点で月間アクティブユーザー数が7億5,000万人に達したとされ、市場全体で規模拡大が続いている。

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