中国発の先進ARデバイスが7月24日に発売へ
中国の新興テック企業「XREAL」が、眼鏡型の拡張現実(AR)端末「XREAL One Pro」を2025年7月24日に日本市場で発売する。視界に浮かぶような映像投影を実現する本製品は、従来のARデバイスよりも広い視野と鮮明な映像表現を可能にしたことが特徴だ。発売価格は8万4980円に設定されている。
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428インチ相当の仮想画面を現実空間に投影
徐馳CEOは、グーグルと連携して設計中の次世代AR機器を2026年に国内で展開する構想を語った。この端末ではAI技術を活かした新機能が実装され、利用者の行動や意図に応じたインタラクションが可能になるという。
カメラ装着により写真や映像の記録も可能に
端末には専用の小型カメラを装着することができ、写真撮影や動画記録といった新たな利用法も提供される。これにより、ARを使った記録・共有の応用範囲が広がることが見込まれている。一般ユーザーから映像クリエイターまで、幅広い層への普及が期待される。
グーグルとの次世代端末開発も公表
XREALの徐馳CEOはメディアの取材に対し、次世代モデルとして米グーグルと共同開発中の新型AR端末を2026年に日本市場で展開する計画を明らかにした。これには、人工知能(AI)による新機能が搭載される予定で、ユーザーの操作体験をさらに進化させるとされる。
AR市場での競争激化と日本戦略の位置づけ
拡張現実をめぐる世界市場は急速に進展しており、アップル、サムスンなどの競合も開発投資を強化している。XREALの日本参入は、そうした潮流の中での新たな動きであり、同社の販売アプローチが今後を左右するとみられる。