LINE、誤送信取り消し可能時間を1時間に短縮

浅川 涼花
经过
読了目安: 5 分

利用時間短縮が正式に発表

LINEヤフーは9月4日、メッセージアプリ「LINE」で利用できる送信取り消し機能の制限時間を24時間から1時間へと短縮する方針を示した。対象は日本とタイで、10月下旬から順次反映が始まり、誤送信への対応方法に大きな変化が及ぶ見通しとなる。

導入経緯と従来の仕組み

送信取り消し機能は2017年12月に導入された。利用者は誤って送ったメッセージやスタンプ、画像を長押しし、メニューから「送信取消」を選ぶことで、送信者と受信者双方の端末から対象を削除できる。導入当初から24時間以内であれば取り消しが可能とされてきたが、今回初めて制限時間が変更される。

利用実態に基づく判断が判明

同社の担当者は今回の仕様変更について、「利用状況を踏まえたものだ」と説明している。調査では、取り消し操作を行ったユーザーの大半が送信後1時間以内に行動していることが確認されており、実態に即した短縮措置と位置づけられている。

表示方法や操作自体は維持

仕様変更後も、操作手順に変更はない。取り消した際には受信者側の画面に「メッセージの送信を取り消しました」と表示される点も従来通り維持される。ユーザー体験を損なわずに、時間制限だけを調整する形となった。

削除機能は制限対象外

自分の画面だけからメッセージを消せる「削除機能」については、これまで通り時間制限の影響を受けない。利用者は自分の閲覧環境を整えるために、時間を気にせず削除を続けることができる。

この記事をシェア