LINEとPayPayのサービス連携を延期へ 送金・割り勘機能は開始時期未定、安全確認を継続する方針

河本 尚真
经过

LINEとPayPayの連携計画が延期へ決定

LINEヤフーが、2026年夏に予定していた通信アプリ「LINE」とスマートフォン決済サービス「PayPay」の連携開始を延期する方針を固めた。両サービスを組み合わせることで、LINEを利用しながらPayPay残高を扱える機能を提供する計画だった。現時点で新たな提供開始時期は決まっておらず、当初のスケジュールから計画を見直す形となる。

今回の延期では、LINE側で進めている利用者情報の保護などに関する安全面の確認に時間を要している。サービスの利便性を高めるための連携計画だったが、実際の提供に向けた確認作業が続いている。

トーク画面でPayPay残高をやりとりする新機能

計画されている連携では、LINEのトーク画面上でPayPay残高を送る機能などを利用できるようにする。利用者同士で残高をやりとりするほか、複数人で支払いを分ける際の割り勘にも対応する構想となっている。

LINEとPayPayをそれぞれ開いて操作するのではなく、日常的に使われるトーク画面から決済関連の機能につなげることが連携の特徴となる。LINEの新機能として、ポイントに関する取り組みなどとともに注目されていた。LINEが誕生から15周年を迎える中、新たなサービス展開の一つとして準備が進められていた。

今夏の提供予定を見直し開始時期は依然として未定

LINEヤフーは当初、両サービスの連携を2026年夏に始める予定としていた。しかし、安全性に関する確認作業が続いているため、予定していた時期での提供を見送ることになった。

9月2日時点では、延期後にいつサービスを開始するかは明確になっていない。LINEとPayPayの連携そのものを取りやめるという内容ではなく、提供に先立って必要な確認を進めている段階となる。予定されている送金や割り勘などの機能についても、開始時期が改めて決まるまで利用者は待つことになる。

利用者情報の保護をめぐり安全確認を慎重に継続

LINEヤフーでは、利用者に関する情報を適切に管理するための確認を進めている。同社は7月末、提携している別の企業がゲームアプリの利用者情報を本人の了承なく外部に漏洩させた問題を巡り、総務省から厳重注意の行政指導を受けていた。

総務省はLINEヤフーに対し、情報を扱う際の安全管理措置を見直すよう文書で求めた。また、再発防止に向けた対応について定期的に報告することも要請している。こうした状況を踏まえ、PayPayとのサービス連携についても慎重に安全性を確認している。

新機能の提供は安全性を確かめた上で判断する方針

LINEとPayPayの連携は、日常のメッセージのやりとりとスマートフォン決済を結び付ける新機能として計画されている。一方、サービスを提供するためには、利用者情報を適切に保護するための管理体制を確認する必要がある。

LINEヤフーは行政指導の内容を踏まえ、安全管理に関する確認を続けながら連携の準備を進める。今夏としていた当初の予定は変更され、新たな開始時期は未定となった。今後は必要な安全確認を経た上で、連携サービスの提供時期を判断することになる。

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