市場関係者が示す回復の速さへの評価
日経平均株価は23日、取引時間中に初めて6万円を上回り、市場関係者の間では回復の速さに対する評価が相次いだ。中東地域を巡る緊張が続く中でも、株価の上昇が持続している点が注目されている。
証券会社の担当者からは、4月以降の相場の持ち直しが想定以上の速さで進んだとの指摘があり、市場の安定感が強まっているとの見方が示された。
地上戦回避への見方が安心感を形成
市場では、中東情勢がさらに深刻化しない限り株価が大きく下落する可能性は低いとの認識が広がっている。特に地上戦への発展が避けられるかどうかが重要な要素として注視されている。
こうした状況により、投資家の間では一定の安心感が形成され、株価上昇を支える要因となっている。
市場の関心は企業業績へ移行
一部の市場関係者は、投資家の関心が中東情勢から企業の業績見通しへ移りつつあると指摘している。2026年3月期の決算発表を控え、企業収益への期待が高まっている。
また、日本経済が物価上昇を受け入れる構造に変化しているとの見方もあり、価格上昇が必ずしも企業収益の悪化につながらないとの認識が広がっている。
成長分野の銘柄が株価上昇をけん引
株価上昇の中心となっているのは、人工知能関連企業や半導体関連企業とされる。これらの分野は成長性が期待されており、市場全体の注目を集めている。
一方で、株式市場全体の動きを示すTOPIXの伸びが限定的であることから、特定の分野への依存度が高いとの指摘もある。
今後の見通しに強気の予測相次ぐ
市場関係者の間では、日経平均株価がさらに上昇するとの見方が相次いでいる。6月末には6万1000円程度、夏頃には6万5000円付近まで上昇するとの予測が示された。
一部では、6万円台の水準自体が通過点に過ぎないとの見解もあり、金融政策や企業決算の結果が今後の方向性を左右するとみられている。