高市首相とエジプト大統領協議で中東安定への外交連携強化を確認

小野寺 佳乃

中東情勢を巡る首脳電話会談実施

高市首相は2026年4月28日夕方、エジプトのシシ大統領と電話で会談した。協議は午後6時ごろから開始され、約20分間にわたり実施された。
今回のやり取りは、中東地域で続く緊張の緩和を目的として行われたものであり、日本とエジプトの協力体制を再確認する場となった。両首脳は現地情勢の安定化が国際社会全体にとって重要であるとの認識を共有した。

停戦維持と航行安全確保の重要性共有

会談では、米国とイランの間で維持されている停戦状態を継続させることの重要性が議題となった。とりわけ、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡における船舶の安全確保が、地域と世界経済にとって不可欠であるとの認識が示された。
高市首相は、日本として外交努力を重ね、関係国との対話を促進していく方針を伝えた。こうした取り組みが地域の緊張緩和につながるとの考えが示された。

仲介外交を担うエジプトの役割評価

日本側は、エジプトがパキスタンなど複数の国と連携し、外交的解決の実現に向けた調整を進めている点を評価した。エジプトが仲介役として果たしている役割は、地域情勢の改善に向けた重要な要素と位置付けられた。
これに対し、シシ大統領も日本が進めている外交的な取り組みを支持する姿勢を示した。双方は今後も情報共有を続けながら協力関係を強めていくことで一致した。

ガザ地区復興支援での協力方針確認

協議では、パレスチナ自治区ガザにおける復興支援も主要なテーマとなった。両首脳は、地域の安定には復旧と生活基盤の再建が欠かせないとの認識を共有した。
日本とエジプトが緊密に連携し、復興を着実に進めることが必要であるとの見解が確認された。双方は支援の方向性について今後も協議を続ける意向を示した。

早期沈静化へ継続的外交努力を一致

今回の電話会談を通じ、日本とエジプトは中東の緊張状態を早期に収束させるため、外交的な取り組みを継続する姿勢を明確にした。停戦維持、航行の安全確保、復興支援といった複数の課題に対し、両国が連携して対応していく方針が確認された。
今後も両国は関係国との対話を重ね、地域の安定に向けた協力を継続していくことで一致した。

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