急上昇後の東京市場で利益確定売りが優勢に
6月2日の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日ぶりに反落した。前日まで2営業日連続で最高値を更新していたことから、高値圏への警戒感が広がった。直近の上昇を主導してきたAI・半導体関連株を中心に売りが出て、午前中はほぼ全面安の展開となった。
日経平均が節目の6万6000円を一時下回る
日経平均は前営業日から300円安で始まった後、下げ幅を拡大した。一時は1383円安の6万5551円まで下落し、節目とされる6万6000円を割り込んだ。午前終値は前日比1100円84銭安の6万5833円49銭となり、TOPIXも53.54ポイント安の3887.16まで下げた。
AI・半導体関連株に調整圧力が強まる展開
株価上昇をけん引してきたAI・半導体関連銘柄には、利益を確定する売りが先行した。市場では、AI関連株の勢いの強さを認めつつも、短期的な上昇が行き過ぎたとの見方が出ていた。前日に年初来高値を付けたソフトバンクグループは朝方に上昇したが、取引中に下落へ転じる場面もあった。
原油高と中東情勢が投資家心理を圧迫する展開
前日の米原油先物相場が反発したことも、相場の重荷となった。WTI先物は1バレル91ドル台で高止まりし、原油の供給制約の影響を受けやすい業種を中心に売りが広がった。中東情勢の不透明感も残り、インフレへの警戒が投資家心理を冷やす要因となった。
大引けにかけて下げ幅を縮小し先高観が残る
午後に入ると、AI・半導体関連株の一部が下げ幅を縮め、プラス圏へ転じる銘柄も出た。日経平均は大引けにかけて持ち直し、終値は前営業日比200円09銭安の6万6734円24銭となった。TOPIXは0.42%安の3924.24ポイントで取引を終え、急落局面の後もAI関連株への期待が相場を支える構図が残った。