日経平均一時1200円超安から下げ縮小 TOPIXは上昇し市場に明暗

市原 陽葵
经过

東京市場で日経平均とTOPIXの方向が分かれる

週明けとなった9月14日の東京株式市場では、主要株価指数の値動きに違いが表れた。日経平均株価は前週末比518円35銭安の6万3492円99銭で取引を終え、2営業日連続の下落となった。一方、東証株価指数のTOPIXは29.91ポイント高の4058.21となり、日経平均とは反対に上昇した。

日経平均の下落率は0.81%だったのに対し、TOPIXは0.74%上昇した。AIや半導体関連を中心とする特定銘柄の値下がりが、日経平均に強い影響を与えたことが指数間の差につながった。市場全体の動きと主要銘柄の値動きが異なる形となった。

半導体とAI関連銘柄への売りが相場を下押し

日経平均を押し下げた中心は、AIや半導体に関連する銘柄だった。米国の複数のAI関連企業が開発の速度を落とす姿勢を示したと伝えられ、AI分野への投資が今後鈍化することへの警戒が投資家の間で広がった。

AI関連市場の成長期待は、半導体企業や関連事業を展開する企業の評価にもつながっている。このため、開発方針の変化を示す情報が伝わったことで、関連株には利益を確定する売りや保有を減らす動きが出た。指数への影響が大きい銘柄の値下がりが日経平均全体を圧迫した。

OpenAIをめぐる報道でソフトバンク株も下落

AI関連では、OpenAIが年内の新規株式公開を見送るとの報道も株価材料となった。同社に資金を投じているソフトバンクグループでは値下がりが目立ち、AI企業をめぐる事業環境への警戒が株式市場に反映された。

OpenAIに関する報道は、AI市場への投資姿勢を判断する材料の1つとなった。米国企業の開発減速を示唆する動きと重なったことで、東京市場でも関連銘柄への売りが広がった。AI分野をめぐる複数の情報が同じ日に重なり、市場の値動きを大きくした。

日経平均は午前の急落後に買い戻しが広がる

日経平均は午前中に一時1200円を超えて下落し、取引序盤には売りが急速に強まった。AIや半導体関連株の下落が指数を押し下げ、大幅安となる場面があった。前週末からの下落基調が続き、投資家の警戒姿勢が強く表れた。

ただ、午後にかけては値下がりした銘柄を買い戻す動きが広がった。これにより日経平均は安値から戻し、終値では下落幅を518円35銭まで縮めた。この日の東証の出来高は19億7480万株となった。

特定銘柄の下落が指数間の違いを際立たせる

14日の株式市場では、AIや半導体関連株への売りが日経平均を大きく押し下げる一方、TOPIXは上昇した。指数ごとに構成銘柄や影響度が異なる中、AI関連の主要企業の値下がりが日経平均の下落として強く表れた。

日経平均は午前に1200円を超える下げを記録したものの、後半には買い戻しが入り急落局面から回復した。米AI企業の開発姿勢やOpenAIをめぐる報道が市場の主要材料となり、関連する日本企業にも影響が波及した。特定分野への売りが指数全体の方向を左右した取引となった。

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